貯水槽の劣化に伴うトラブル

FRP製パネル組立式貯水槽は経年劣化によりパネル接合部のパッキンが硬化し、水槽の膨張収縮に追従することができず漏水するケースが多くみられます。

FRP製一体式貯水槽も紫外線などによる経年劣化が原因で亀裂の発生や破損が起こり漏水することがあります。

また、外部天板が劣化するとパネルのガラス繊維が飛散して強度低下を起こし破損や亀裂が発生します。それにより雨水や異物や飛散しているガラス繊維が槽内に侵入し水質汚染を起こすこともあります。

貯水槽本体の劣化のみならずボールタップやマンホールパッキンや通気管などの付帯設備も劣化が進行します。

安全な飲料水を確保するために貯水槽全体のリニューアルや取替工事をいたします。

 

貯水槽リニューアル工事のメリット

貯水槽は材質や設置環境などで劣化スピードは変わりますが、約15年を経過すると不具合が生じます。

そのままにしておくと更に早いスピードで劣化が進行し、補修では不可能な状況になり新品に取り替えなければならなくなります。

貯水槽リニューアルには大きなメリットがあります。

 

取替えに比べ約1/3から1/2の費用

工事期間は1〜2日(日中のみ)の断水にて施工が可能

・新品のタンクよりも強度がアップ

 

 

重要なライフラインですので、突然の断水や倒壊事故になる前に早めのメンテナンスをおすすめします。

内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事


内部接合部のパッキンの劣化が進むと弾力がなくなり漏水が発生します。

ガラスマット3枚積層によるFRP樹脂ライニングを施すことにより、タンク内部を一体化とし漏水を防止するとともにタンクの強度も高めます。

 

外部天板FRP樹脂ライニング工事


水槽外部天板は紫外線や雨風などによりガラス繊維が飛散し劣化します。そのため天板の強度低下が進みパネルの破損や水槽本体の倒壊を招くことがあります。

また、外部天板パネル接合部のパッキンは経年劣化にて密閉力が低下し、雨水等の侵入が発生して水質汚染を招きます。

外部天板全体にFRP樹脂ライニングをして補強し、なおかつ接合部のパッキン部分をなくしシームレスな状態にして雨水等の侵入を防ぎ延命します。

外部ポリウレタン塗装工事


水槽外部は経年劣化により表面のゲルコートが落ち塗装が褪せ、太陽の光が透過し水温が上がり槽内に藻が発生します。

外部天板及び側板に専用のポリウレタン塗料を3層塗装してFRPパネルの延命・保護をします。

貯水槽付帯設備改修工事


貯水槽の付帯設備に不備がある場合は新品に取り替えもしくは補修をします。